電子カルテの部品 | 電話をFileMakerで利用_実例
仕事を続けていく上で、予期しない天災や自分や家族の事情で環境の変化でいそいでこちら側が変化しなければならないことがあります。私たちが直面している新型コロナ下は最たるもので、メディアにも取り上げれてないところでも色んな工夫をしていると思います。
医業といっても皆さん環境が違っていて、規模や形態だけを取っても様々なものがあります。それぞれに合った工夫が必要とされるでしょう。
今回は10年前の「パンデミックH1N1インフルエンザ」の時におおばやしこどもクリニックがした対応をお話ししたいと思います。現在は通常のインフルエンザの型になっており、ワクチンや抗インフルエンザ剤で安心している病気ですが、始まりは得体の知れないインフルエンザとして戦々恐々としていました。高松市周辺の人口密度のやや少なくなっている所でしたので、大きな駐車場がありました。患者さんたちは特に私たちは小児科でありましたので、新型コロナ同様に両親が、受付で移されるのではないかと心配しました。そこで患者の電話番号の横に
上のような電話マークでNECのAtermのATコマンドを通して電話発信させる機能を作りました。これにより「駐車場を待合室にする」ことができたのです。
来院患者一覧 >> その患者の電話帳 >> 電話を発信するボタン
電話を調べプッシュボタンを押しという一連の動作、それも_同じ患者に来院して駐車場で待たせて呼び出し診察、インフルエンザ迅速検査をして駐車場で待たせて呼び出す_という単純で邪魔くさい仕事を、いともなくこなすことが出来るようになりました。
さて、環境に応じてあなたの施設の環境をすぐに変えられますか?大部分の方は丸投げした予約システムや電子カルテにどうすることもできない「歯がゆさ」を感じるに違いないと思います。電子カルテを工夫できるようにする事は患者や自分たちを守ることです。電子カルテを全部つくろうとするのは、ちょっと前は私も含め変人と思われたかもしれませんが、コンピュータ関連にでない医療の人間にとってもFileMakerはそのキーとなるソフトウェアです。電子カルテを自分で作る時代、それはきっとすぐにそこまで来ているのだと思います。
規模の大きい病院、逆に規模の小さいクリニックでも扱えるFileMakerがベースの電子カルテANNYYS電子カルテソリューションANNYYS_D | FileMaker®ベースで迅速に導入できて操作も簡単な電子カルテソリューション。医療機関へのANNYS_Dの無料配布を実施しています。もあります。FileMakerはノンプロのドクターやスタッフでも少し勉強すれば、自分で変化させていけるものが、本当の意味での医療のデジタルトランスフォーメーションだと思います。