カルテの部品作成開始 予診を自動で取り問診作成し、それを経過表にしていく

小児科領域のクラウドサービスと、医療DXのための電子カルテの部品のホームページ

カルテの部品作成開始 予診を自動で取り問診作成し、それを経過表にしていく

2022-08-21 プラグイン 0

新バージョンのワクチンProのリリースがやっと終わりました。後は不具合報告あれば検討し、修正していく段階になっています。

さて、またこのサイトの基本方針であります、次なるカルテの部品のターゲットは「経過表」です。忙しい外来で時間を取る作業の一つは「問診を取る」作業です。いかに効率的に患者から大事な症状を取っていくかです。私の場合は小児科の一般的な開業医でしたので、風邪や下痢などの感染症がメインでした。どの科もメインとなる疾患の問診は皆さん一定のパターンで問診を進めていると思われます。例えば、感染症の場合、ある症状がどのような程度でいつからいつまでか、別の症状は、と同様にとなっています。開業時代の自分のカルテは図のようにしていました。

症状は10個記入できるように下の部分はその他の症状を記載できるようにしています。左から、2番目はどのような程度で様子であったのか、値一覧でポップアップし選択できるようになっています。その後はいつからいつまで、終わった後また再出現しいつからいつまでをポップアップで選択できるようになっています。下は経過表で最初の濃いものは前回の問診、今回の問診は前回のものと踏襲し、その後の経過を示すようにしていました。作業としては2点ですが…。

  1. 自動で初診の場合は予診をとる、再診の場合は前回の症状の経過と新しい症状の出現がないか聞く
  2. 医療者が確認しグラフ化、カルテにペースト作業

検査値をグラフ化することは定型のグラフ作成で比較的簡単ですが、変化に富んだ症状をいかにグラフ化していけるのかその辺りを探って進めたいと思います。最終的には経過表をカルテにペーストすれば良いでしょう。

私はそうだったように、経過表があると特に内科系の医師にとって電子化の恩恵を受けられると思います。

新しく秋に出る新しいバージョンのClaris Studioでライセンスのない患者へどのくらいやり取りができるのか、Google Formやその他のAPIの可能性など学習が必要です。