電子カルテの部品(総論)|究極の電子カルテ_ドクターDX
今自分が想い描いている電子カルテについて書いてみたいと思います。
医学部卒業後たいていの場合は40年、あるいは開業でもするともっと長い年月の間、カルテと付き合うことになります。新卒で入って様々な医療機関を渡り歩きます。もし、一生手になじむ万年筆のように、「自分仕様の電子カルテ」があってどこに行ってもそのカルテで問診、診察の記録や、検査あるいは処方作業が出来たら、一生取り組むような課題が見つかりデーターをためておくことが出来たらどうでしょう。もちろんバイト先であったとしても。
上記は、私が電子カルテで使っていた大好きな経過表です。再診の患者で21日土曜に初診23日の本日に再診ですが、発熱が続きフロモックスが効いていないことが一目で分かります。
こういった自分好みのカルテの部品を、取り寄せ自分のカルテにくっつけ「自分仕様の電子カルテ」を進化させていけたら楽しく、早く仕事が出来ます。現在クラウド時代でいろいろなサービスが利用出来るようになっています。Apiといった外部に接続するソケットで、私たちの苦手な勘定系(たとえばORCAなど)をやりとり、あるいは各病院で持っている汎用カルテに必要事項のデータを自動で流し込めたら出来ます。もちろん外部接続が標準の仕様を持っていることが必須ですけどね。
Claris FileMaker はノーコード、ローコードでしかも日本語を使って個人で充分に「自分仕様の電子カルテ」を作成していける能力を持っています。特に若い先生方にはお勧めします。科目も内科や外科のように医療デジタル科があり、もっとデジタルを個人使用で部品を集めてオリジナル電子カルテを作る時代がすぐそこまで来ていると思うんですけど。